世界保健機関(WHO)発表の砂糖摂取量の新指針は従来の半分に
2015年3月、世界保健機関(WHO)は1日の摂取カロリーに砂糖などの糖類が占める割合を5%未満に抑えるよう呼びかけるガイドラインを発表しました。
WHOは声明で「遊離糖類、なかでも砂糖で甘くした飲料に含まれるものの摂取が総エネルギー摂取量の増加を引き起こし、不健康な食生活、体重増加、非伝染性疾患のリスク増につながるのではとの懸念が高まっている」と述べています。
平均的な大人の場合、総摂取カロリーの5%に相当する砂糖は25グラム。ティースプーン6杯分で、これは一般的な炭酸飲料1缶分に含まれている砂糖(約40グラム)よりもはるかに少ない量です。
WHOはまた、「摂取される糖分の大半は、菓子とは普通見なされないような加工食品に『隠されて』いる」と指摘しています。
世界の成人のほぼ11人に1人が糖尿病
2015年11月、国際糖尿病連合(IDF)の発表した世界の成人糖尿病患者数(20~79歳,未受診者を含む)は4億1,500万人で、昨年の3億8,700万人から2,800万人増加。世界の成人のほぼ11人に1人が糖尿病であると推定されています。
また、新生児の7人に1人が妊娠糖尿病の影響を受けていると報告しています。
『シュガー・ブルース 家族で砂糖をやめたわけ』
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